元々短期が多いソーシャルレンディングではありますが、その中でも12ヶ月やそれ以上、24ヶ月などの比較的長期にわたるファンドもあります。ですが、投資というものは、2年やそこらを長期とは言いません。よくて中期でしょうか。ソーシャルレンディングのファンドの場合、1つ1つの運用期間で考えるなら、短期、または超短期と言ってもいいかと。
ただし、1つ1つのファンド自体は短くとも分配金や回収元本を再投資するなら、長期投資と言ってもいいかと。ファンドを乗り継ぎ(再投資)し、結果的に長期に渡る投資ができるなら、資産形成の一助になるでしょう。
1つ1つのファンドの運用期間で考える前に前提があります。
安全と思われるSL事業者で投資を行い、それが問題ないという考えです。
ソーシャルレンディングという投資手法は、怪しい、危ない、リスクが低いとは言えないと、このご時世の多くの人が考えているかと。だからこそ、リスクを下げるために短期間や担保、保証の有無、投資先の妥当性を考慮した上で資金を投入することになるかと。
ですが、上で書いた前提の元、がばがばで投資をするなら、SL事業者の選定が終わってしまえば、後はファンドを選ぶだけ。
ファンドのリスクを考慮するとしても、運用期間をどこまで意識する必要があるか?ということ。
2つあると思っています。
SBISLのように元本が月々戻ってくるようなファンドの場合、それが20ヶ月だろうが24ヶ月だろうが意識をする必要性はないと考える次第。必ずしもそうという訳ではないのですが、SBISLの投資の場合、回収元本が大きい。例えば12ヶ月のファンドを選択したとしても、半年もしないうちにその大半が回収元本となり、実際の投資残高が非常に小さいものになったりすることも。このようなファンドの場合、長期になろうが大半の元本は回収されることになり、何かSL事業者やファンドに問題があったとしても影響は小さくなるから。むしろ、投資効率がよろしくない仕組みで、結果的に分配金や回収元本を毎月クリック合戦で戦う必要があるのが面倒に思うくらいでしょうか。
maneoや他の事業者の場合、多くは最後に元本の大半を回収することになります。ですので、SL事業者やファンドに問題が発生した場合には、資金の大半を回収できずに問題になる可能性があります。怪しいSL事業者が多いように見える昨今、短期のファンドが望まれるのもこれが原因かと。
がばがばという表現は些か思うところはあるとしても、リスクあるのを承知で飛び込む、そういう投資を許容できる人なら、選んだ後のSL事業者のファンドが長期だろうが短期だろうがあまり関係ないのではないのでは?。SBISLのような回収元本多いファンドなら尚更。回収元本が最後までないようなファンドだとしても同様。
さて、ここまで書いてもう1つの前提を書いていないことに気が付きまして(笑
あくまでも余剰資金で、例え失敗してもリカバリーできる時間がある前提です。
前者の余剰資金は言葉通り。たとえそれが大きく棄損して0円になろうが致命的な問題になりえない資金であること。
後者は、失敗して投資に回せる資金が枯渇してしまったとしても、再び投資資金を確保できること。
その条件をして、初めて成り立つような話かと考えている次第。
最後に、身も蓋もない話。
SBISLとmaneo本体に投資をしているなら、あまりにリスキーなファンドを選ばない限り、運用期間を考慮する必要はないのでは?
と思っています。外れたら、定年まで働き続けるだけの話です。
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- 2018/06/24(日) 12:20:39|
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