ソーシャルレンディング、特にmaneoで大きな期失を受けている自分は、間違いなく投資に失敗していると断言できるでしょう。
後悔することもなくもないですが、投資なんてそんなものでしょうと考えています。
kitaさんからコメントにて「心の保ち方の記事を書いていただけると嬉しいです。」とのこと。
箇条書きで心の保ち方の前提を書いてみようと思います。
以下の3つは、投資での損失の有無に関係なく・・・
1)投資自体は、非常に大きな利益を得ることができる反面、同様に大きな損失を被ることがあることを重々認識している
2)投資にまわしている資金は、最悪無くなっても大丈夫なように余剰資金でやっている
3)損失時は悲観しようがドタバタしようが、結果が変わらないのなら、開き直るということも重要と考える
最終的には3なのですが、1が重要だと考えています。
2は、必要最低限の条件です。
近い将来使う予定の資金だったり、また、損なうと致命的な資金は、投資に回すべきではないと私は考えています。
さて、自分の心の保ち方ですが、2の条件を満たしつつ、結局は1や3だとしか言いようがないかなと。
そもそも、余剰資金をして大きく毀損しても問題ない資金ならそこまで、今回のような失敗をしても諦めがつくという感じです。
例えば、平均的なサラリーマンをして、10万円投資をし、それが大きく毀損し、1割の1万円しか戻ってこないことを想定してみましょうか。
9万円の損失だ!といったところで、平均的なサラリーマンなら月々の給与の方が大きいでしょうし、賞与などの収入をして、それを補完することもできるでしょう。
これは、人や世帯によって大きく変わってきます。
上記例では10万円でしたが、これが人によっては100万円だったり、1000万円だったり。
逆に1万円だって耐えられない無理だ!という人もいるでしょう。
私の場合、約3200万円の被弾中ではありますが、まだ耐えられるという資金だったということでしかありません。
1~3の条件を満たさず、そして、虎の子の資金が大きく毀損したときは?ということを考えてみたいと思います。
その場合の方法はいくつかあると思いますが、私のように無駄遣いを止める(メリハリある支出を心がける)くらいで済む場合もあれば、かなり緊縮的な節約生活をして損害を補完するといった方法があるかと。
間違っても、一発勝負と宝くじやギャンブル、元本保証のない投資で取り返そうと思わないこと。
借金をして、さらなる勝負なんて、論外です。そこまで愚かにやって成功する可能性と失敗したときの悲惨さを考えてみるといいかと。
さて、
虎の子の大切な資金を失った場合、それは長期で考えるべきかと思います。
特に若い世代なら、人生はまだまだあります故。
大きな額を失っても、それを20年や30年といった長期に渡って回収が如く補っていけばいい。
家計簿をつけ、支出が大きい項目をして、1~2割減となるような努力、それは努力といってもストレスにならない程度に頑張ればいい。
外食や飲み代なども含めて約6万円くらい食費に使っています。
お酒の趣味は、ここ数年で合計数百万円使っています。
食費は、少し外食の割合を減らし5万円程度にすれば、年間12万円を作ることができます。
お酒なんて、購入止めた!ということにすれば、最低でも月々数万円は浮くでしょう。
単純に月数万円程度の支出の抑制なら、そこまで不便になったりストレスが溜まったりすることもなかろうと思う次第。
例えば年間50万円浮かすことができるのなら、20年で1000万円、30年で1500万円浮かすことができます。
放漫財政だった支出をストレスがたまらない程度に抑え、それを完全に維持するといった硬い意思の下、生活をしていけば、その達成感をして損害に対するストレスも薄まっていくのではなかろうかと思う次第。
長期を考える、それが、そう、時間が全てを忘れさせてくれると、安直に言うのもどうかと思いますが、ある程度効果はあるだろうと。
リーマンショック時の大暴落の体験があり、2度目です。
あの時は、今の総資産の半分もなかったですが、その時点で資産の評価額が半分になりました。
ショックに慣れているというのもどうかと思いますが、あの時より被害が大きくもありません。
私が個別株下手で大きな損失を抱えたことがあるのは、先日記事で少し書かせていただきました。
投資信託やETFのような分散されていない投資である個別株やソーシャルレンディングの場合、その事業や企業の状況が悪化すれば大きな資産の毀損へと一直線です。
東証に上場している企業を購入して倒産に巻き込まれたことがあります。
50万円近い投資をして、最後に売却して1000円だか2000円の戻り。
当時は笑えもしませんでしたが、今となっては笑い話ですね。
企業の財務状況も詳しく読み取れず、優待券が充実して、また近場のお店を見るにそこまで悪いように見えなかった。
ですが、蓋を開けてみれば、経営悪化で倒産。
ソーシャルレンディングの失敗を振り返ってみれば、集中投資の情報の読み取り不足。同じですね。
ソーシャルレンディングで大失敗をしましたが、個別株などの集中投資でも同じと思うと、そんなものかとも。
上場している企業なんて非常に多くあります。
将来性を考え、その企業に投資したところで、問題があれば倒産もありえます。
ソーシャルレンディングは、集中投資であった。
個別株で倒産するのと一緒。
そう思った時に、投資先を間違えたなで、私の中ではほぼ終わりました。
被弾している金額の大きさはありますが、そんなものという認識です。
私としては、
・長期に渡る投資や生活全般の見直しより、損失額を実質なかったことにする。ただし、確固たる意思の下で行う必要がある
・右往左往しても結果は変わらないので、忘れてしまうのもあり
といった感じかな。
またやっちゃった・・・とほほ。
それくらい。
失敗は失敗、ミスはミス。
ですが、この失敗は、所詮お金の話だけなのです。
刑務所に入ることもなければ、寿命が短くなるわけでもありません。
お金がただただ無くなった、それだけ。
そう思うことで、無くなったお金が影響ないような行動をして、長期に渡って動いていけばいい。
そんな簡単じゃない!といったところで、結果は変わりません。
少しでも前向きに、よい方向に考えつつ、まだまだ人生は長いさ、、、それくらいの心の持ちようでいいのかなと。
あまり参考にならないような、とりとめのない記事でしたが、少しでも参考になれば、、、と^^;;
【今日の1枚】
写真ネタが無くなって、そのために銀座や新宿など都内に出張っているのですが、、、
1日1記事を超えて書いていると枯渇すること間違いなし。
ということで、私のコレクションの1つを。
これは、バカラのアルクールのロックグラス(オールドファッショングラス)です。
その1周り大きいサイズ。これは、すでに日本では廃盤になっているようで、売られてはいません。
昔からウィスキーは好きです。ですが、お酒が多く飲める体質でもないので、グラスに凝り始めた時に購入した1品。
今だ未開封です。いつもは2000円くらいのウィスキーのテイスティンググラスか、ジョニーウォーカーを購入した時におまけで付いてきたロックグラスなどを使っています。
これ2つ保有しているのですが、普段使いするのもどうかと、ずっと未開封。たぶん、未開封のままで終わりそうです。
クリスタルの1つ1つ手作りされているロックグラスのその重みが好きです。
今は、薩摩切子のロックグラスでいいのあればなぁ・・・と、いやいや無駄遣いはよくない!
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- 2019/06/07(金) 19:31:39|
- お金の話
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| コメント:4
けむけむさん
お世話になります。
ブログで拝見する限り、けむけむさんは、普通のサラリーマンとは違った感じですね。
人の人生は関係有りませんが、投資とは余裕資金で行うというのは常識的な解答ですが、ここのブロガーで 5000万以上突っ込んでいる人は、余裕資金であってもなくなっても良いお金かもかもしれません。
ただもしそうだとしたら、投資ではなく投機ということになります。
いわゆるギャンブルですね。
一連の悪夢がなければ、ソーシャルは理想の投資でした。ただ犯罪の温床になっていたと気づいたときは遅すぎました。
株でも債権でもここまで、無惨になることは有りません。第2種金融というお墨付きがなければ投資もしなかったでしょうね。
私も数年で負けは取り返せますが、この結末に納得することはないでしょう。この異常なデフォルトは、仮想通貨でさえ可愛く見えます。
私は、損金処理が済めばここを立ち去りますが、まだマネオに投資する人を見る限り欲がなくなることはないですね。
情報開示がなされてわかったことはほとんどの会社は、零細企業で資産以上の資金を集めて事業化しているというかとです。
ジャンク債に投資しているということです。それなら6%の金利は納得できます。ただ、ハイイールド債と違って分散が効かないのでゼロサムゲームになります。
長くやればまた自爆します。
株でも債権でも4割以上のデフォルトは、起きません。なぜなら零細企業に数千万投資するバカはいないからです。
アメリカの長期債だと数十年金利が保証されるでしょう。
今度同じ目に合えば、もうその人は本当の自爆ですね。誰にも迷惑はかからないので問題ないでしょう。
- 2019/06/07(金) 20:50:44 |
- URL |
- あっちゃん #HfMzn2gY
- [ 編集 ]
> あっちゃん さん
今となっては無職なので、サラリーマンも何もありませんが、サラリーマン時代を振り返っても私程度に投資に関わってきた人は少なかった。
一般的な日本人の場合、投資=投機=ギャンブルという認識は少なくもないように見受けられます。
少なくとも同世代において数千万円の資産があっても、億を超えた資産持ちに会ったことはありません。
普通のサラリーマンとは違った感じとのこと、まぁ、違うでしょうね。
何せ趣味はお金のかからないことばかりで(趣味は月々1~2000円くらい)、20数年働いて、余剰資金はほぼ全て投資にまわして、資産を作ってきた・・・。
こんな奴が普通にたくさんいたらそれこそびっくりです 爆
過去において大きなデフォルトがないことと、第二種金融というお墨付き(では結局なかった)の下で、デフォルトはあるとしても5%程度で、比較的安全だと勘違いしてしまったのが敗因だと思います。
投資先は匿名化され不明、そもそもちゃんと投資が適切に行われているかも不明、そしてノンリコースローンをして、投資家にばかりリスクを負わせる。
今思えば、ないわ~でしょうけれども、それを正確に理解し、そして投資を控えるといったことができなかった人が大半だったのだと思います。
良くも悪くも、認識の甘さ、投資環境が整っていないことを読み取れずに、大きな資金を投入した、その結果であるかと。
匿名化解除によって投資先が公開されるにあたって、天下のSBISLのファンドですら、どうかな?と思いつつあります。
未だ人気あり、すぐに満額に達しているファンドをして、それでもよいと判断しているのなら、それでいいのでしょう。
私は二度と同じことをしたくないので、投資先の情報に納得がいかなければ、投資をしないだけ。それだけで行く予定です。
集中投資の良い面もあります。
ですが、事がソーシャルレンディングに限って言うなら、銀行も資金を出さないような案件に、そんなに集中投資をして大丈夫か?
ということを理解して、その上で良いと判断して初めて投資をするくらいの注意が必要だと思います。
今まで大丈夫だったからが通用しないのは、何にでも言えることだとは思いますが。
※「普通のサラリーマンとは違った感じ」は、どういう感じ?笑
- 2019/06/07(金) 21:03:51 |
- URL |
- けむけむ #-
- [ 編集 ]
けむけむ様
質問に対するご回答ありがとうございます。
気にしても仕方ないことは頭では分かっていても私は小心者なので忘れることができません。
貯金は同じ位あるかもしれませんが、
とても会社員としての仕事を止める選択肢は選べません。結婚して子供がいるという理由が大きいですが。
期失の額はけむけむ様の5分に1程度ですがこれにこりてもう投資全般からは手を引くことにします。
投資なので損することは当然あるのですが私にはその認識が甘かったのかもしれません。
けむけむ様の投資での成功を祈っております。
ありがとうございました。
- 2019/06/09(日) 02:07:53 |
- URL |
- kita #-
- [ 編集 ]
> kita さん
私の場合、計算をしてからの退職でした。
まぁ、大好きな仕事ではありましたが、昨今の働き方改革やハラスメントの問題など、面倒なことややりたいことをできなくなってきたのもあってもういいかと辞めた次第です。
とてもじゃないですが、人に勧められるものではないです。
そもそも、独り身、自宅持ち、無借金でそこそこの資産があるというのは、リタイアしやすい素地があったのだとも思います。
家族持ちとは違うということです。
投資自体は、記事にもあるように元本保証のないものです。
頭で分かっていても、実際に損害を被るまで理解が身につかないということは、私もリーマンショック時に十分すぎるほど体験しました。
そこで投資を止めるとの判断は、よいかと思います。
比較的安全な投資はありますが、それだって完全に元本保証があるものではありません。
昨今の世界経済を見るに、結構危なそうな感じもします。投資からの撤退は良い判断となる可能性も低くはなさそうです。
まぁ、私の場合、投資の成功はどうでもいいと考えている節があります。
今回の被弾により金融資産は、総資産の半分を割ることは間違いなさそうですので。
あまりにリスクある投資でもしない限り、また絶対額を減らすなら、致命的になることもなかろうと。
ブログのタイトルは、そのうち変わるかもしれませんけれども、投資活動からの撤退は考えていないところもあります。
利益ある場合もあれば、損失ある場合もある。
それを肝に銘じて、投資は続けていくつもりです。
- 2019/06/09(日) 12:00:37 |
- URL |
- けむけむ #-
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