投資方針に変わりはないと考えています。
投資を行うのは、今となっては信頼できると思われる事業者を最優先し、その上でファンドの詳細を見ることになるため。
匿名化解除が目的ではありません。
そのファンドが投資を行っている企業や物件等の評価が正しいかどうか。
投資するに耐えうる体力や事業計画などがあるのか。
延滞やデフォルトを発生させない確固たる戦略や計画があるのか。
そもそも、その事業は本当にあるのか。
そういうことだと思っています。
匿名化によって、みんクレやラキバン、またmaneoファミリーの一部事業者のような悪意ある、または杜撰な事業者が淘汰されることはあるでしょう。ただ、それだけです。
真面目に事業をやっているけど、失敗するなんて珍しくもありません。
硬く安全性が高そう事業や物件があったとして、その利回りが3%やそこらだった場合、多くの投資家はソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングに興味を持たなくなるでしょう。
資金が集まらなく、ちょっと無理をして延滞やデフォルトが発生しても驚くに値しません。
情報公開をしても、ちょっと甘い評価の下、ファンドが組成されたら・・・
個人投資家のレベルでは判断しようがありません。
いや、判断できるとも思ってもいません。
第三者で独立した査定機関を使うということはあるでしょう。
CREALがJLL森井鑑定株式会社に鑑定を依頼しているように、ということです。
鑑定に記載の妥当性をどこまで読み取れるか、という問題はあれど、鑑定結果が間違っていたら如何ともし難い。
そこは、信じる以外はなかろうと考えています。自分で評価をするよりよっぽど確固たるものがあるため。
第三者の鑑定といったことは、匿名化解除で達成されるものではありません。
結局、評価が正しいのか?甘くておかしいのか?、そこまで分かるようになるものではありません。
匿名化解除は、あくまでも悪徳業者の参入を阻む、またあぶり出すためだけだと考えています。
※私の場合、担保物権が都内にあって見ることができるのなら、それを見に行くことをサイクリングの趣味を兼ねてやろうと思っていますけども。
金融庁が匿名化解除といった、自分で匿名化を推進しておきながら、まるで成果を出したような発表はかなり気に入らない。
悪意ある業者が存在しないファンドを組成したり、資金を関係ないものに流用したりした時、どうするかです。
早急に刑事罰となるように、法を整備してください。というのが私の切なる望みです。
どうせなら、申告分離課税にしたり、ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングに特化した許可制度があってもいいのではないかと思うところ。
思うに、何億円どころか何十億円以上集める事業者へ与える免許としては、甘くありませんかね?
日本は、どうも詐欺行為に甘い罰則しかないと考えています。振込詐欺なんてものは、一定額すぎたら極刑でもいいと思うのですよ、どうせ一度詐欺にのめり込んだ輩は二度、三度と繰り返すでしょうから。
そして、貯めたお金を根こそぎ奪われた人は人生終わりとなることもあると思うのなら、と。
最後は少し脱線しました。
匿名化解除なんてものは、勝手に匿名化を義務付けた金融庁が、やっぱり問題があったから解除すると言っただけ。
マッチポンプ。
問題が解決したのではなく、問題を1つ解消した、それだけでしかありません
これからソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングを金融行政としてどのように整備、また監督していくのか?
これは、始まりの始まりでしかありません。
【今日の1枚】
近場で撮った1枚。
桜ってまだですよね?。でも桜っぽい?
とりあえず、満開で素晴らしかった。花粉症の身としては、きつかったけれども^^;
少しは興味あったと思われた記事なら、ぽちっとお願いします。
にほんブログ村
- 2019/03/18(月) 21:10:19|
- ソーシャルレンディングのお話
-
-
| コメント:0