ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングは、その流動性が個別株や投資信託に比べると、どうしても低くなります。
半年や数ヶ月くらいならビクビクしながらも我慢の範疇でしょうが、1年や2年といった運用期間ともなれば、それはその期間ずっとビクビクすることになります。
そう、今のmaneo及びmaneoファミリーへ投資をしている方々で、延滞が多くでている事業者へ投資をしている人は特に。
私もその1人ではあるのですが(苦笑
ここで言いたいのは、
・集中投資たるソーシャルレンディングの場合、その判断の元にする情報が吟味できないので、最後は事業者を信頼するかどうかという極めてあやふやな判断となる
・余裕資金で行うべき。元本保証がない、また良い風に言ってもミドルリスク・ミドルリターン、へたするとハイリスク・ハイリターンであることを認識する
・いくら余裕資金だからといって、非常に多くの資金を投入するリスクを理解しておく
世界の多くの企業に分散投資をしている投資信託やETFの場合、それがリーマンショック級の暴落がきて、2~3割下がっても将来元に戻すだろうと期待が持てます。実際にそのとおりになるかは神のみぞ知るですが、売却しなければ損失は確定しません。含み損の状況が長く長く続くということでしかありません。
ですが、ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングの場合、その事業がポシャったり、または想定通りうまく行かなかったりすれば、そこで損失が確定です。未来はないと考えた方がいい。
また、法整備も全く整っておらず、雑所得としてのマイナス分の相殺はその年限りです。
今まで問題がなかったことをして、大丈夫だと思って多く資金を投入したのに!!、マイナスの相殺すらままならぬ!では、被弾して損失確定した後に涙の1つもでてくると言うものです。流石にみんクレのような論外は出てこないと思いますが、ラキバン程度の3割くらいしか戻らない可能性は大いにあるかと思う次第。そう、グリーンインフラレンディングやガイアファンディングがですが・・・
多くを投資して、損失を出しても、マイナス分の相殺すらままならない。
これは、本当に早い法整備を期待したいところですね。
※個別株や投資信託はマイナス分を3年損益通算できます。青色申告している個人事業主の場合も3年。下記の会計ソフトの弥生の記事が参考になります。法人化はしない予定なので、やるとしても個人事業主で3年でしょうか・・・。どちらかというと、申告分離課税となって何もしなくても3年となってほしいところですね。
・会計ソフトの弥生より
「赤字は何年繰り越せますか?」さて、ここまでマイナス要素を述べてきましたが、以下の2つの新しく参画した事業者には大きく期待しています。
【CREAL(クリアル)】
ここまでソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングが不安になる要素の大きな1つとして、担保価値が正しく評価されていることがわからない、ということがあります。
CREAL(クリアル)の場合、区分マンションのような小さいファンドでも不動産調査報告概要があること。この概要は、JLL森井鑑定株式会社がだしていること。多くの実績があることもあって、これを信頼することにしました。
・JILL森井鑑定株式会社より
「JLL森井鑑定の強みとは?」不動産業なんて1つもしてきたことがありません。
ですが、不動産への興味は深く、10年くらい前から都内のマンションを見てきました。
そんな私の知識だと、そのファンドの不動産の市場価格が高いか安いか、その妥当性を判断する程度。
ただ、流石にモデルルームを20回以上、実際に新築マンションを2回売買した経験をして、それなりの知識はあると考えています。ただ、これ新築マンションの話だけ。
不動産クラウドファンディングの募集案件に対する評価なんて、全くと言っていいほどできていません。
これは駄目だ!と思ったときにすがることができる鑑定結果があるというのは非常に有効と思いました。
※アフィリエイトリンクです。現時点で募集中のファンドはありませんが、2月に出てくるファンドに期待。口座開設だけでもしておくと良いかも知れません。

【Funds】
先日セミナーに行ってきたからという訳でもありませんが、やはり投資先の審査が厳しそうというのが好感が持てます。
その投資先がどこまで安心できるかという点で考えると、主に上場会社やベンチャー企業(将来上場を望む)こともあって、ネットでそれなりに調べることができます。ただ、ベンチャー企業やマザーズ、ジャスダックといった企業の場合、匿名化された現在のソーシャルレンディングに比べれば信頼できますが、それでもリスクが相応あるということを認識しておいた方がいいと考えています。
それならアイフルのように東証一部上場の企業へ融資するファンドを選択するまで。
私は大の個別株下手くそで、一部上場企業の個別株をして、倒産や親会社吸収による非上場化などで、大損をしたことがあります。ただ、今となっては倒産に関してはネットで情報収集していれば回避できたと思う次第(親会社の吸収の方は無理)。
特段、アイフルが問題となるような話もなく。一時期、過払い請求問題で危なかったですが、今はありませんので。
100%絶対に問題はありえないと言い切れませんが、限りなく安全でかつ自分でそれなりに調べることができる。個別株を購入すると同程度の判断で投資をできるというのも大きいと考えています。
今となっては悪名高くなってしまったノンリコースローンとは違い、リコースローンです。
事業者が潰れでもしない限り、保証はされることなります。
個別株購入した場合もその企業が倒産してしまえば、もうどうしようもありません。リコースローンであるということを考えるなら、その程度は投資する際の判断を見誤ったと諦めがつくというものです。そこは上場会社なのですから、投資する前にその企業の業績や問題点を調べるスキルを上げていくしかなかろうと思っています。
何をもってして大丈夫と考えるのか?
それを上場会社で個別株を購入するのと同程度の判断で投資ができる、リコースローンであるというのを重く思った、そういうことです。
ただ、こちらは本当に始まったばかりです。残念ではありますが、ファンド数が少なく、また募集額が小さいこともあって多くの投資家が投資ができない状況です。これからも多くのファンドを出す予定とのこともあり、期待して待つしかないと考えています。
※アフィリエイトリンクです。現時点では募集中のファンドなし。数カ月先くらいには多くのファンドを出してくれるだろうと期待しつつ待ち。
少しは興味あったと思われた記事なら、ぽちっとお願いします。
にほんブログ村
- 2019/02/02(土) 11:49:19|
- ソーシャルレンディングのお話
-
-
| コメント:2
> ひろ さん
コメントありがとうございます。
今回は幸いにも被弾せずにすみました。
ただ、資金を投入しなかった理由も特になく、たまたま運がよかっただけだと考えています。
川崎の被弾した案件もですが、徐々にmaneo本体の延滞が多くなってきています。
にもかかわらず、解決に至っていません。
多くの投資家が投資を見送っている状況だと思いますが、maneoマーケット社長が方針なり、改善策なりを投資家が納得できるような形で発信していかないと、これからも資金が逃げていくのでは?と。
なんとか頑張って欲しいと思う半面、問題が起きてから何も変わっていないと考えています。
- 2019/02/02(土) 19:28:31 |
- URL |
- けむけむ #-
- [ 編集 ]