本日は資産運用EXPOの最終日。
参加させていただいたセミナーは、以下のみ。
[講演名] 【E-50】 ソーシャルレンディングの最新動向2019
上記セミナーは、クラウドバンクの代表取締役社長 金田 創 氏が講師。
非常に人気があったらしく、後ろもサイドも立ち見が多くいました。
本セミナーの参加者、半分くらいがソーシャルレンディングをしているようです。
そのためもあってか、ソーシャルレンディングの基本的な説明も多く、時間も40分だったこともあって、ちょっと物足りなかったのも事実。
時間が多くないにも関わらず質疑応答が最後の5分ほどありましたが、これはなくてもよかったんじゃないかな?と思いつつ、2つ程質問があり興味深く聞けたのでそれもありかも?と思った次第。
さて、このセミナーを受けて思ったことを箇条書きしてみます。
・貸付型は、投資型に比べて、リスクは負わせるも利息上限があるのは、現時点では非常に微妙な感じ。リスクにあったリターンがあるべき
・現在、多くの問題が発生しており、ミドルリスク・ミドルリターンになっていない
・預金と株や投資信託、その間においてミドルリスク・ミドルリターンを狙う金融商品としてソーシャルレンディングを
・今ある法律に無理やり適応した形でソーシャルレンディングが存在する。法整備が進んでいない
・各社が関係省庁にお願いするよりも、業界団体として要望を出したほうが通りやすい。現在、何も法整備の要請がなされていない
・社長等が連帯保証人になって募集しているファンドはあるが、社長の資産より多くの資金を募集している時点で意味が薄い
・太陽光発電は、FIT価格が高かった頃の案件が多くあり、また着手していない申請は取り消しとなる。そのためもあって、FITが30円台などの案件が多くでている
・上記のような高いFIT価格の案件が無くなった時点で、多くの太陽光発電のファンドはなくなっていくだろう
・太陽光発電の設備が出来上がったなら、銀行は資金を貸す。逆に設備が無い時点では貸さない。この設備ができあがるまでのつなぎ資金の部分がソーシャルレンディング。
面白いと思ったのは、連帯保証人の件と、太陽光発電の件でしょうか。法整備の件は、もうどうでもいいです、諦めた。
クラウドバンクは多くの太陽光発電のファンドがありますが、上記がその理由らしいですね。
ですので、あまり長い期間募集もなかろうと。
私自身、作られていない太陽光発電の設備に担保価値なんてあるものか?と思っているところもあったので、投資をしない方向で考えてまた、そのように行動していましたが、上記理由ならもう少し積極的に投資をしてもいいのかもしれないと思った次第。
ただ、そう遠くない未来に太陽光発電のファンドは殆どなくなるんじゃないかなとも。
今回のセミナーもそうだったのですが、40分はあまりにも短い。
今後、セミナーもされるでしょう。ですので、セミナー開催のときには参加してみたいですね。
中級者向けといった、もう少し濃いセミナーを期待したいところですね。
さて、流石に3日も来ると見て回るものも多くなく、ささっと帰宅することにしていたのですが、1つだけ。
FANTASのブースでいろいろと聞いてきました。
ブースでは、ファンドの話というより不動産投資がメイン。個々の物件をして、それを購入してもらうということ。
プチ大家になってください!ということです。

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不動産クラウドファンディングの区分案件を見ていると、ビジネスモデルがよく分かりません。
その点を多く質問させていただいたところ、
・「FANTAS check」にて、買い取った中古マンションをファンド化している
・ファンド化した物件以外にも多くの物件を保有している。ファンド化した物件も営業側にまわして売却も
中古マンションを購入するルートがあり、それは、ホームズやスーモで売りに出されている価格より実際には低いようです。
ほぼ相場で購入して、それを半年やそこら運用して、また相場程度で売って何のメリットがあるんだ?そもそも、そんなビジネスモデルで利益につながるのか?と。
・「FANTAS check」を介して、安めに購入するなら十分あり
・その後、その物件が魅力あるものなら売却は容易だろう
・ファンドを介して、不動産クラウドファンディングに興味を持つ多くの潜在的な顧客情報を得ることができる。
上記3つが組み合わさるなら、ビジネスモデルとして十分に成り立つな、と思った次第。
区分案件のファンドが不動産クラウドファンディングに多いのも分かると言うもの。
また、やっぱり区分所有の1ルームマンションは、流動性がよい。
5%前後の利回りで回すことはそこまで難しいものでもない
70や80m^2といったファミリー向けと違い、20~40m^2の個人向け、またはDINKS 向けの物件は、相対的に価格が安い。
やはり流動性が高いのが大きいのだと思います。
うまくよい物件を手配してもらって、徐々に拡大もしやすい。
プチ大家から大家業となることだって、そんなに難しくもないでしょう。
そして、そういう人たちが、個人投資家から大家になっていくのかなとも思った次第。
私は面倒なのでやりませんけどね。
結局、流動性が高いといったところで、個別株や投資信託に勝てるものでもありません。
ただ、不動産クラウドファンディングやソーシャルレンディングよりはマシのような気はしますけどね、流動性の観点からは。
さて、最後に3日間を通して思ったことを少しまとめてみます。
・不動産や太陽光発電など、個々の物件の商取引がメイン
・セミナーはおまけ。ただ、興味あるセミナーがあるなら積極的に参加もあり。ただし、時間が短く質疑応答もあまりできないこともあるので、セミナーを開催している事業者ならそちらを優先した方がいい
・太陽光発電はFIT価格が20円を下回る物くらいしか出てこない。もう終わりだと思う
・ビックサイトのご飯は高くて美味しくない・・・、コンビニが多くあるので、おにぎりかサンドイッチがオススメ!
え?最後関係ないだって?(笑
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- 2019/01/26(土) 20:31:22|
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