華麗に被弾を回避できる人は、ソーシャルレンディングにのめり込むほど難しく。
1年足らずのソーシャルレンディングへの投資歴がない私も、今回のガイアファンディングで4つ目の被弾です。
1つ1つのファンドが被弾するのは致し方ないと思うのです。
ファンドが適切な事業者に融資しても、その事業者の経営が悪化したり、予定通りの利益をあげなかったり。
事業ですもの、予想どおりに必ず行くなら倒産なんてありえませんから。
そこは、ソーシャルレンディングのファンドマネージャーの腕の見せ所でもありますし、また、ファンドの情報より個人投資家たちが投資を行うかを決断するだけ。
行けると思ったんだけど、やっぱり駄目だったよ!ってことが何回も何回も続くようなら考えどころではありますが、数%程度発生するならそれはソーシャルレンディングというものだと考えています。
ただね、、、
ソーシャルレンディング事業者が募集している全ファンドがダメになる。
これは、非常にいただけない。
特にmaneoファミリーの場合、maneoの信用力をして、また簡単に口座を開設できることをして投資をした個人投資家たちも多いでしょう。私もその1人。
投資なんて自己責任でしょう?。信用するにしても、その判断は結局最後は自分で決めることでしょう?
そのとおり!!!
ですが、やられたなぁ・・・というのが感想です。
同じく、担保に関しても1つ。
担保の価格を、購入価格とか、投資先の事業者が見積もった額とか、そういうのはもう止めようよ。
絶対的な基準をして、不動産鑑定士や不動産を鑑定する企業に依頼して、ちゃんとした担保価格を提示して欲しい。
逆に言うなら、担保先の評価額が正しくなければLTV(Loan to Value)は意味を成しません。デフォルトした、遅延した、これは仕方ないとしても、担保先の評価額が正しくなければ資金を回収できませんからね。
さて、なが~い愚痴のような前置きはここで終わり。
現在のソーシャルレンディングの利益と延滞の額を振り返ってみます。
※投資した額です。分配金等は考慮していない額です(実際には分配金もあります)。
【maneo】
1ファンド、13万円。
※あの川崎のファンドです。担保って何だろう?と気が付かせてくれました!
【キャッシュフローファイナンス】
1ファンド、10万円。
※体験型エンターテインメント施設のファンドです。事業性をもう少し意識して投資をするべきだったと反省。今後の糧に。
【グリーンインフラレンディング】
5ファンド、100万円。
※maneoファミリーだから大丈夫だろうと考え投資をしてしまいました。maneoファミリー10社に一括で口座開設。全社に最低100万円を基準に投資をしました。こんな利回りはありえないだろうと最低額の100万円としたのは正解ではありましたが、もっと深読みしてmaneoファミリーの中でも厳選すればよかったと、ソーシャルレンディング事業者の評価に気が付かせてくれました。猛省ですね!
【ガイアファンディング】
4ファンド、60万円。
※maneoファミリーは危険だ。資金を引き上げている最中で発生。ここにも100万円投資をしていましたが、40万円分は償還を迎え資金引き上げ済み。今月さらに20万円の償還があったのですが、それも含めて合計60万円被弾。海外への投資は、難しいと思う次第。複数社を経由、デフォルトや遅延が発生した時の対応、募集からファンド開始までの時間がかかる等、なかなか難しい面あるかと。特に複数社を経由してそのような状況になっていたとは、、、これは問題が発生しないとわかりません。というか、中抜きされたあとで10%とか、やっぱり普通じゃないような気がします。
4社の延滞の合計は、183万円です。
私の中では、全損でもいいやと決定している額でもあります。
ソーシャルレンディングを始めて、今月で丁度1年になりましたが、そこで上げた利益(税引き後)が300万円弱です。
実際には、延滞したファンドが損確でもしない限り、雑所得で相殺もできませんから、税や社会保障費などで40~50万円くらい増えるでしょう。
現時点で延滞したファンドが全損したとしても、まだプラスです。まぁ、利益が100万円にも満たないですが。
もう1社程度、事業者の全ファンド被弾くらいすると間違いなく赤字になりますね。まいったですね、これは。
さて、今後のソーシャルレンディングの方針ですが、、、
今よりソーシャルレンディング事業者およびファンドを厳選して投資をしていこうと考えています。
クリック合戦をして、ファンドの内容を吟味することなく、事業者の言うデフォルト無し!だけを信用して投資をするなんてことはありえなくなるだろうと。
最後に
maneoマーケットのビジネスモデルは、破綻していますね。
何せ個々のソーシャルレンディング事業者を何も監視できていませんから。
予想!
遠くない未来にmaneoは、資金の集まりが悪くなり、業界一位から脱落するだろう、と。
まぁ、失敗が成功のもとという諺があります。
全てを失敗しないなんてことはありません。ですが、その失敗から不死鳥が如く、事業を展開してもらいたいものですね。
謙虚さを失った今のmaneoの適切とは言えないファンドを見ていると、とてもとても投資をしたいという考えにならないため。
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- 2018/11/23(金) 11:10:54|
- ソーシャルレンディングのお話
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| コメント:4
9月からソーシャルレンディング投資始めたのですが、投資してからすぐにマネオファミリーで遅延続出、なんとか被弾は逃れてましたが、ガイアのまさかの全ファンド遅延。分配一度だけ入っただけです。
許せないですよね。
多額の金を集めているのに、匿名化という隠れ蓑で投資スキームを隠す。
マネオに二度目の行政処分がくだると、マネオにも投資してるので心配です。
- 2018/11/23(金) 11:55:37 |
- URL |
- やはまる #iPPsfNwk
- [ 編集 ]
> やはまる さん
ここ1年始めた方々の多くは、maneoを信じてmaneoファミリー各社に投資をしていたと思います。
グリーンインフラレンディングにしても、ガイアファンディングにしても、避けようもなく。
残念な限りです。
匿名化は、今後なくなっていくと思っています。でないと、こんなことが何回も何回も繰り返されますから。
- 2018/11/23(金) 21:31:36 |
- URL |
- けむけむ #RaJW5m0Q
- [ 編集 ]
けむけむさんは、今後もマネオ 絡みの問題がまだまだ続くと思いますか?
ソーシャルレンディングって、ほったらかし投資で良いと言う方もいますが、資金の引き上げが出来ないのが本当に辛いし、精神衛生上良くないですね。
- 2018/11/24(土) 02:53:02 |
- URL |
- やはまる #-
- [ 編集 ]
> やはまる さん
終わりと判断する材料がありませぬ故、まだまだ大なり小なりあると考えています。
ほったらかしで問題ないと言えるのは、投資先が上手く回っているときのみですね。
指数に連動した投資信託のような、総額が何千億円になったり、また世界規模で分散されている投資先なら、どんなに大きなリーマンショック級の下げ相場が発生したとしても0円になることはありません。ソーシャルレンディングは、本当に小さい投資先に対する案件です。投資先が倒産しようものなら、資金は戻ってこない。
ほったらかしという投資手法を選びたいなら、つみたてNISAやiDecoをオススメします。
これらで購入できる投資先の多くは、広く分散された投資先が多いので(全部が全部ではありませんが)。
※大きく下がらないだけで、リーマンショック級でなくとも、下げ相場の時は、これらですら下がりますけどね
- 2018/11/24(土) 09:35:36 |
- URL |
- けむけむ #-
- [ 編集 ]