今ですと、大きく2つの節税対策の方針があると思っています。
1)一般的な節税対策
2)ソーシャルレンディングの節税対策
前者は、投資に関係なくできる節税対策で、後者はソーシャルレンディングに対する節税対策。
まずは、一般的な節税対策を考えてみたいと思います。
普通のサラリーマン投資家の場合、基本的に副業禁止のため、何ができるという訳でもありません。会社起こして事業所得になんてできませんよ^^;;
強いて言うなら、祖父母や両親など身内で扶養に入れられることができるなら入れるくらい。
後は、iDecoでしょうか。私も仕組みを知ってから上限の23000円で行っています。全額控除対象になるので、所得が多いほどその効果は高く。とはいっても、月々23000円です。1年で276000円。税率が20%や23%なら、大いに期待できるほど効果がある訳でもありません。
ふるさと納税を行うという方法もあるかと思います。ただ、殆ど自炊をしない私の場合、食材を送られても処理に困ることもあって行っていません。これが家族持ちだったり、自炊を沢山する人なら効果が大きいでしょう。やっておくべきだと思うところです。
少し節税できているかも?くらいが普通のサラリーマン投資家ができる節税対策の限界のような気がします。
次にソーシャルレンディングの節税対策。
これは、逆に何ができるんですか?と問いたいくらいです。
振込手数料をちゃんと計上して確定申告するのは当たり前としてでです。
雑所得と相殺できる経費となるような費用がある?といったところ。
ソーシャルレンディング事業者のいくつかは、セミナーを行っていることがあります。私もmaneo関係で2回、SBISLで1回ほど行ったことがあります。ですが、交通費なんて往復しても1000円ちょっとだったと記憶しています。今年のセミナーにおける交通費、たぶん、1万円どころか5000円くらいではないでしょうか。微々たる額です。
同様に、勉強のための本や雑誌にかかった書籍代。これもどんなに計上しようにも1万円にみたない。わたしの場合、1冊も購入していませんから0円ですね、この書籍代に該当する費用は。
将来、投資先が明確に提示されたなら、その投資先の場所まで行って調査するとの元、旅行のようなこともできるかもしれません。北海道のファンドだったり、沖縄のファンドだったり。ちょっと投資先の状況を見て、後は観光(笑。そんなこともできるのかもしれません。ただ、これは旅行好きな人限定の話。一人で仕事が如く行くならともなく、家族で行けるものでもなかろうと。また、あまりに回数が多ければ税務署から指摘を受けるかもしれません。
結局、普通のサラリーマン投資家として行う事ができる節税対策が殆ど見受けられません。
今年は、今月含めて残り3ヶ月。多少前後するでしょうが、ソーシャルレンディングの収益は約400万円です。
節税対策をほとんど行う事ができずに、その殆どが雑所得になってしまうと。
所得税は殆ど気にもしていません。現在自動的に引かれている約20%と相殺されて追加で支払う金額は大きくもないでしょう。人によっては還付されることだってあるかもしれません。
ただ、所得が数百万円も増えてしまった結果、翌年の住民税が怖い。雑所得が増えれば増えるほど、超大雑把に計算するなら所得10%程度増える。400万円も雑所得を得たなら40万円の負担が増えるという計算だ。月に直すなら3万円ちょっと。
ネットには、住民税の計算サイトがあります。単純に雑所得の欄に値を入力した場合としなかった場合の住民税の差を見てみればいい。
分離課税になっていないソーシャルレンディングの場合、他の投資手法に比べて10%くらい税が重いと思った方がいい。
と、ここまで書いて思ったのは、健康保険もあった・・・。深く考えないことにしよう、、、(泣
おわりに。
法整備をして、早くソーシャルレンディングも分離課税にならないかな?と。
というか、もう少し税の計算を簡単にできませんか?と言いたい。
上記の記載も自分の認識の元に記載しています。間違っても責任は取れませぬ故、読まれた方は正しいかご自身で確認のほど。
おまけ
分離課税になれば、そもそも確定申告が不要に。また、他の税率と同じになるなら、税負担も下がります。
個人個人で行える節税対策を考えるとしても限界があり、そもそも税制面が変わった方が大きい効果があります。
もう少しソーシャルレンディングが練られないと、この分離課税の話もなかなか現実にならないんじゃないかな?と思っています。
とはいえ、早くなってくれないかなぁ・・・と思うところです。
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- 2018/10/07(日) 10:06:20|
- ソーシャルレンディングのお話
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| コメント:2
私も早くFX的に雑所得で20%コミコミになってくれないかなーって祈ってます。
唯一、給与所得ではないので会社員の場合は年金&保険額に影響与えないことが救いかも(なのかも?)
- 2018/10/07(日) 10:32:41 |
- URL |
- matsu #-
- [ 編集 ]
> matsu さん
保険額が地味に痛いです。記事では省略してしまいまいましたが、所得割の部分が大きく。
得た利益以上に支払うことはないとしても、後払いのような仕組みが痛いですね。
今、収入ないのに、こんなにも支払う必要があるのか!と。
リタイアあるあるなので、早期リタイア希望者は皆知っている話ではあるのでしょうけれども。痛いのは変わらず^^;;
- 2018/10/07(日) 11:17:08 |
- URL |
- けむけむ #RaJW5m0Q
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