オーナーズブックだけ、投資額が10万円クラスでした。
そして、そのまま投資を拡大することもなく終えたソーシャルレンディング事業者でもありました。
maneoは数千万円。
maneoファミリーには、最低100万円。いくつかは数百万円から1000万円。
クラウドバンクとSBISLは数百万円です。
なぜオーナーズブックだけ、こんなにも低額になってしまったかと言えば、投資できるファンドが多くなかった。
それは、実際にファンドがない場合もあれば、利回りや期間がよいと思えないファンドだった場合も。
決してオーナーズブックが悪いという訳でなく、タイミングと、私が投資をしたいのに適当なファンドがなかったということに起因します。ちょっと良さそうなファンドが出ると知っても、常にクリック合戦では諦めざるを得ない。募集額が少額だと、本当に一瞬で埋まりますから。
ファンドが出ても上手く投資ができないという観点から、結果的に撤退することになったオーナーズブックですが、投資結果を振り返ってみると、ちょっとまずかったなと思うところが。
【振り込み手数料問題】
オーナーズブックの場合、投資口座への振込は投資家負担です。また払い戻しには300円+税がかかります。
銀行への振込手数料ですが、同一銀行や同一店など条件によってその手数料が異なります。
私のメイン銀行とオーナーズブックの振込口座は、銀行が異なっていたこと、3万円以上の振込だったこともあり432円かかっていました。払い戻し時の手数料324円と合わせて756円の手数料がかかったことになります。
オーナーズブックのファンドの場合、4~5%程度の利回りが多いです。5%で10万円の投資で半年、2500円の分配金で税を引かれると2000円となります。その2000円の利益に対して756円のコストがかかるということになります。
10万円を半年投資をして、振込手数料を引いて1244円の利益。
銀行の定期預金に比べればすごい!としか言いようがありません。
ですが、2000円の利益に対して756円のコストをかけるというのは、あまりに振り込み手数料の影響が大きく。
これが、ファンドが沢山あり、いつでも適当なファンドに投資ができるならよいのですが、それがなければデポジット口座に眠るだけ。
100万円とか1000万円とか1桁以上大きい額だったなら、ちょっと手数料がかかるなと思うこそあれ、気にもしなかったと思います。2万円の利益に756円、20万円の利益に756円。または、1年や2年といった長期のファンドだったりしても、利益の額は増えますから気にすることもなかったんだろうと思います。
一番効率が悪いのは、銀行の振込手数料が上がる3万円でしょう。
3万円以上なら5万円だろうが10万円だろうが手数料は変わりはありません。
上記は10万円で例を出しましたが、3万円で半年、利回り5%の場合なら1500円。税を引くと約1200円。これで756円の振込手数料では、利益の半分以上ともなります。さすがに何をやっているんだか?ということに。
その事業者に長期に渡って投資を行う。
そこそこの資金を投入して手数料を相対的に低くする。
この場合ではない場合、10万円程度、具体的に言うなら3万円以上で振込手数料が相対的に大きく感じる額は、よろしくないと言えるのではないでしょうか。
ソーシャルレンディングへの投資、14社にも分散して投資したのは、ちょっとやりすぎました。
そんなに沢山回せる資金があるなら問題ないのですが、さすがに・・・
事業者別に100万円以上が投資できないのなら、投資先の事業者を少し絞った方が良さそうに思えるくらいです。
おまけ
SBISLのように振込手数料が無料の事業者もあります。
こういう事業社は有効に利用していきたいですね。
少しは興味あったと思われた記事なら、ぽちっとお願いします。
にほんブログ村
- 2018/09/29(土) 10:37:19|
- ソーシャルレンディングのお話
-
-
| コメント:0