FIREというのとは直接関係しないのかもしれませんが、
日本の税制度や社会保障の仕組みを考えてみるに、
資産が多く、所得が限りなくない方が支出という面では有利に働く。
所得がなければ、所得税も、健保も、地方税も限りなく少ないか、なくなるから。
これは、合法的に支出を減らす方法。
税や社会保障関係が、所得にしか依存しないということが良いのか悪いのかという議論はあろうが、
少なくとも一代で資産を作ってきた人は、既に相応の税や社会保障費は支払っていた訳で。
それが社会に寄生しているとか、フリーライダーだとか、そういうのとは違うと思う。
病院に行けばちゃんと3割負担はしますし、
生活保護受給している訳でもありませんし。
なので、FIREという無職をして不労所得だけで生活することを考えたとき、
なるべく課税所得が小さくなるようにすると支出の管理が楽。
それが、FIREとしてベターな方法であると思う。
思うに、
1)生活防衛費は、十分と思えるくらい確保しておく
→ 何か大きな問題があってもお金があれば大丈夫と安心できるだけ確保しておく。
2)申告分離課税の投資先をして、課税所得を増やさない方法で運用する
→ 普通に個別株や投資信託で運用すればいいだけ。
3)所得は以下のように制限
→ 給与所得0円として、措法27側を適用できるように雑所得は100万円以内に抑える
※ 国税庁より、リンク
「No.1810 家内労働者等の必要経費の特例」 ※ 雑所得100万円のうち、55万円分まで必要経費として扱う。雑所得が45万円だと、シングルなら地方税0円になる。
今どきのソーシャルレンディング、本気で大きな額を投入しない限り、年間で100万円を超えるのは結構たいへんだと思う。
昔のように10%近くの利回りを提供していた事業者は、軒並み倒産したり廃業したり、もう残っていないのもあります故。
1000万円を運用し、それが5%だとしたら50万円です。
逆に100万円を受け取るため、5%で運用するなら2000万円が必要になります。
ソーシャルレンディングは、メインにする金融商品ではなく、サブで最悪無くなっても問題ないくらいの額がちょうどいい。
だから、メインを個別株や投資信託にして、数百万程度をソーシャルレンディングで運用するくらいなら、地方税が0円になることは間違いなく。
なお、雑所得が45万円だと、国保は5割の軽減しかできません。
●厚生労働省より、以下リンク
「国民健康保険の保険料・保険税について」最大の7割の軽減を受けるなら、43万円以下にする必要があります。
まぁ、自分の場合、去年も今年もmaneoのファンドが大きく破綻したので、所得はマイナス数百万円ですから。
いちいち計算するまでもないんですけどね。
ガイアファンディングが更に長引くようなら、再来年あたりも所得はマイナスかもしれません。
どうせ、戻ってこないでしょうし。
別に大きく給与所得だったり雑所得でだったりで稼いでもいいとは思います。
流石に稼いだ金額よりも、税金や社会保障の費用が高くなることはありませんので。
ただ、そんなに働いたら、FIREじゃないのでは?ということになりそう。
なお、年金も所得になります。
70歳やそれ以上に繰り下げて受け取ると、あれ?思ったより手取りが多くならないとなるかもしれませんね。
額が大きいとですが。
●おまけ
・住民税の自動計算サイトのリンク
「住民税の自動計算サイト」自分の住んでいる市区町村を選び、各種条件を入力してみて、住民税がどれくらいになるかシミュレーションしてみるといいですね。
●今日の1枚
2年くらい前に行った蒙古タンメン中本。
辛いラーメン好きなら、一度は行ってみたい店。
自分はあまりの辛さに、途中から味がよく分からなくなりました。
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- 2023/05/23(火) 08:45:03|
- FIRE(経済的自立による早期リタイア)
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| コメント:2
けむけむさん
こんにちわ
けむけむさんは、今の株は、いずれすべてNISAに移しますよね。
その時の税金は200万以上。
もったいない。
ソーシャルと通算できたら良いのに。
話は変わりますが来年から積立nisaどうします?
私は使い道がなくて困ってます。
今さら配当株?って感じですか。
資金の10%をリートぐらいですか。後はキャシュを持って下落を待つ。って難しいですね。
悩み中です。なんか良いアイディアがあればご教示ください。
- 2023/05/23(火) 17:39:50 |
- URL |
- あっちゃん #HfMzn2gY
- [ 編集 ]
> あっちゃん さん
今保有の個別株はNISAに移さないと思います。
損益通算ができないNISAに合わないので。
つみたてNISAは、まったく使わないか、オールカントリーあたりか、S&Pあたりか、ナスダックあたりに入れるかも?くらいには考えています。
ただ、つみたてNISAで購入できる銘柄とかの具体例が出てないので、まだまだ様子見ですね。
無理してNISA枠を使う必要もありませんし。
- 2023/05/23(火) 21:53:43 |
- URL |
- けむけむ #RaJW5m0Q
- [ 編集 ]