●finasee(ファイナシー)より、以下リンク
「クラファンで総額128億円の被害…投資初心者は要注意「高利回り」の裏側」オススメに出てきたので、読んでみた記事です。
クラファンというか、グリーンインフラレンディング(GIL)の倒産の話。
あまり、GILの詳細は書かれておらず、どちらかというと高利回りのクラファンの注意喚起と、その説明といった感じ。
以下、表を引用。

この記事のクラファンの5種類の説明と、電動アシスト自転車について思うことがあったので、ちょっと記事にしてみました。
いわゆる、投資に属するようなクラファンの場合、この表でいうところの貸付型や不動産投資型に該当するかと思います。
お金を一般投資家から集め、その資金を企業や不動産に投資をし、売却益や賃料などから、投資家へ分配する。
遍く広くへ投資をするのではなく、株式よりも集中投資になりかねない。リスクを負っても高いと言われても10%程度の利回り。
それでいて、融資先が傾けば、担保も価値無く、破産にということも珍しくもない。
10万円投資をして1万円も戻ってこなかったよというのなら、高い勉強代だったよと諦め半分、もっと勉強して金融知識を増やして利益をあげなきゃと思わないでもないですが。これが100万円や1000万円、そして1億円ともなるなら、魂が抜けてしまいます。
何が言いたいかというなら、1つ1つの集中投資たる貸与型や不動産投資型のクラファンの場合、事業者やファンドを分けるなりして、分散させないと怖いですよと。
流行ったけど、事業者が破綻したり、そもそも無理な融資先だったということから、今のような現状があると思えば、なんとも言えない感じにも。よくよく、クラファンの仕組みを理解した上で、投資先や投資額を考えましょうね、と言いたい感じです。
さて、貸与型や不動産投資型はこんなところとして、購入型のクラファンがあります。
今流行りの電動アシスト自転車の場合、積極的にこの購入型クラファンを利用していたりします。
ただ、これがあまりよろしくない。
資金を集めて購入したけれど、なかなか品物が届かないとか、
品物が実物と違うとか、
メンテナンスまでちゃんと考えられていないとか、
そういう問題がある場合も。
なので、自分の場合、電動アシスト自転車自体が安くもないこともあって、以下を徹底しています。
・日本メーカーで、それなりに実績があるところ。上場会社が望ましい
・海外メーカーの場合は、もともと自転車の実績があるところが、電動アシスト自転車の開発にも手を出したというところなら、選択肢になり得るかも
どこの会社とは言いませんが、お金を集めたけど、結局納期は大幅に遅れ、対応も酷いというのも見受けられます。
これは、別に購入型クラファンに限らないでしょうけど。
クラファン事業者にしても、そのプラットフォーム会社にしても、もっと法を整備するように、業界団体などを通じて行政に言わないと、悪評だけ上がって伸びないと思うのですよね。
特にmaneo時もそうだったけど、クラファンのプラットフォームは、プラットフォームを提供するだけで責任を取らないということも少なくもなく。
なので、ちゃんとクラファンを理解して使えないのなら、クラファン自体に手をだしてはいけないのだと思う。
詐欺と言うつもりはありません。
ただ、事業見通しが甘く、そして大金を得ることが出来てしまう反面、損失に繋がる可能性が低くないということを理解しておきたいものです。
●おまけ
クラファンの多くにおいて、デフォルトがまだなかった時代。
少なくない数の人が低リスクで高リターンを期待していました。
投資の世界では、過去の実績より未来を予想する人が多くいます。
ただ、それは過去の実績が未来に間違いなく当てはまるとは同義にならないことを注意しておきませんと。
FIREには4%ルールという考えがあります。
現在の資金を4%で回すことで、元本を減らすことなく、FIREを継続させるといった考えです。
デフォルトがなかったことで低リスクと判断していた人は、自分も含めて、対象のクラファンたる金融商品が集中投資でリスクが見えていなかったのだと思います。
実際、クラファンのセミナーなどを受講すると、銀行が貸せない、銀行では融資が遅いなどの理由を説明されましたが、その本当の意味で銀行が貸さなかったという理由が隠れていたのだと思う。
投資家はお金を儲けようと考えるし、事業者は商品たるファンドを買ってもらうことで利益を望める。
うまく回る内は、Win Winの関係。ただ、その融資先に対する情報が、ソーシャルレンディングの秘匿化によって、限りなく隠されていた。
今も大なり小なり同じような場合も。
秘匿化は解除されたところで、ファンドの融資先たる合同会社が作られたばかりで、実績皆無ということも。
そこにどんな情報が?と思えば、そんなのありません!と。
そういう企業に融資するファンドには、1円たりとも入れたくありません。
情報弱者が騙されて、お金を失うなんてことは、今に始まったことでもありません。投資家が勉強して強くなりませんと。
ただ、法を整備した金融商品をして、投資家が安心できるようなプラットフォームは望まざるを得ません。そこは、事業者、関係団体、そして行政も合わせて、これからも頑張って欲しいところ。
事業者が1つ1つで努力することで、なんとか成り立っている、そんな金融商品は長続きしないと思うだけに。
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- 2022/04/11(月) 03:10:36|
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