投資戦略として、なるべく多額の資金を投入するべきとの考えがあります。生活防衛費を限りなく少なくして、ほぼ全額投資。私自身の投資生活で、これを行ってきたことは少なくありません。
良くも悪くもサラリーマンをしていれば、会社がつぶれる等の問題でもなければ1ヶ月に1回は給与収入を得ることができます。
全力投資をしたところで、その給与日まで耐えることができるのなら、問題になりえない。とはいえ上記のようなことは毎月するのではなく、年オーダー。数年に1回程度。そもそも私の投資戦略の場合、ある程度の額が積みあがってからの投資がメインで、月々積み立てるといった方法は取っていないためです。あまりサラリーマンにあるような投資手法ではないと考えていますが、これが合っているだけです。ドルコスト平均法をはじめとする月々積み立てるといった方法の方こそがサラリーマンには適しているでしょうが、私はそれが嫌いなだけです。
総資産の多寡に関係なく、全力投資をして何かお金が要り様になったらどうするのか?という考えはあるかと思います。個別株や投資信託などでは、必要になったら売却すれば、即日、または数日程度で現金化できます。100万円だろうが、1000万円だろうが、金額の多寡に関係なくです。ですが、ソーシャルレンディングの場合、ファンドに投資後に受け取るは、月1回。分配金がメインで、たまに回収元本。分配金はともかく元本側は戻ってくることの方が少ない。
なので、比較的少額な必要な資金が突発的に発生しても問題になりえることはありませんが、100万円や1000万円といった大きな額の場合、これは困ってしまいます。とはいえ、100万円ならともかく1000万円といったオーダーの額ともなれば、家の購入くらいしか思いつきません。そもそも家の頭金にしようと考えているような資金をソーシャルレンディングに投入するのはさすがに間違っているんじゃなかろうか?と思うところです。
去年秋にソーシャルレンディングを始める前は、一旦投資の世界から資金を引き上げて市場を見ている時期でした。それなりの資金が普通預金の口座に眠って早半年近く。どうしよう?この資金?と思っていた時期に出会ったのがソーシャルレンディングです。様子見をして口座を開き、ほどなくして全額投資に移行するまで数か月程度しか期間を開けていません。年明けてからは、普通預金口座に眠っていた余剰金をほぼ全てデポジット口座に。
現在、14社に口座を開き、投入しています。それなりの数のファンドにそこそこの資金を投資をしているのも相まって、月々戻ってくる元本の額も小さくはありません。そのうち給与収入の手取りと、約20%引かれた後の分配金がいい勝負しそうです^^。抜かれたら考えてしまいますね、どちらが本業かと?(笑
さて、ここからが本題。
家の購入といった必要かつ明確な投入先が決まっているのなら、そんなものソーシャルレンディングに投入するのは間違っているとしても余剰資金をして遊ばせている資金がある場合、これはソーシャルレンディングに限ったことでもないのですが、投資に回してしまってよいと考えています。ただ、ソーシャルレンディングは流動性が低く、下手をすると遅延という困った状況をして、想定していた時期に資金が戻ってこないことすらあります。半年の期間のファンドだったのに、、、遅延が発生して資金の大半が未だ回収できない!なんてことも想定しないといけないのがソーシャルレンディングということかと。
流動性の観点から考えるソーシャルレンディングは、必要となる可能性がある資金では行わない方がいいかと。
結局思うことがあるとするなら、、、
・最悪戻ってこなくても生活に致命的な影響を与えない余剰資金で行う。
・要り様になる可能性のある資金は、それがファンドの運用期間のEndを過信せず、そもそもソーシャルレンディングに回さない。
さえ守れているなら、流動性の悪さはあまり意識しなくてもいいのではないかな?と。
ただ、昨今問題となっているグリーンインフラレンディング。資金を投入したファンドは2020年に終了の物もあります。
資金を引き上げたいんだけど?
いやいや終了まではファンドを継続しますけど、何か?
と言われれても待つしかありません。募集が停止され、事業者としての経営状況が悪化するなら、元本すら戻ってこない可能性だってあります。その場合は、マイナスの雑所得として、他の事業者のファンドの利益と相殺するくらいしかできなくなるのかな。
個別株だって、投資信託だって、業績が悪くなれば損失を出すことはあります。実際に投資先の個別株が上場廃止の憂き目にあったこともありますし、投資信託の基準価額が何割も減ったことだってあります。投資だもの、元本保証がありませんもの。ソーシャルレンディングだって同じ話です。
ですが、運用先を偽ったグリーンインフラレンディングのような事業者は、例え私自身が損失を被ることになっても、ソーシャルレンディングという市場から速やかに撤退してもらいたいものです。投資先が経営不振でデフォルトを起こすことと、資金を流用したとでは、話が全く違うと思っているためです。
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- 2018/06/30(土) 08:17:35|
- ソーシャルレンディングのお話
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