●SBISLより、以下リンク
「調査報告書(公表版)」とても長い報告書ですが、とりあえず、6章と7章だけ読んでおけばいいと思います。
時間ができたら他の章も読むといい感じ。
この報告書を読んで思うは、SBISLもmaneoも一緒だね。
違いがあるとするなら、親会社がいて資金を補填できたSBISLと、独立系で補填がないmaneoと、その程度の違いです。
※投資家としては、資金が戻る戻らないの違いは小さくない話ですが。
SBISLを評価していた人もいましたが、利益至上主義で杜撰な融資と管理でダメダメでしたね。
ははは。
結局、
1)金儲けが最優先
2)金儲けの為に多くの融資を行う必要があり、その結果、融資判断も甘く、そして管理できていない
3)更に、人員不足や専門家不足で、いろいろとグダグダ
昔、日本のバブルが何故発生したかの番組を見たことがありますが、それと一緒。
こんなのmaneoくらいしかないだろう?と思っていましたが、SBISLが思ったよりmaneoと同じで笑ってしまいました。
SBISLの問題は、SBIHDが補填するから大丈夫と言えるのか?
これ、ソーシャルレンディングが、もう駄目だよね!と断言されたようにしか思えず。
まともに事業をしているSLや不動産クラウドファンディングが可哀想になります。
最後に。
教訓があるとするなら、、、
やっぱり法が整備され、安心できる金融商品のが、リスクを低くすることができるのだろうと。
ここまで杜撰な、それでいて小さくない資金を扱う事業者ばかりというのが現状ということ。
※SLに適した法があったなら、流石に業界TOPがこんな問題を起こすこともなかっただろうと思うところです。
みんクレやラキバンは、あれは、最初から怪しい事業者でした。
maneoもSBISLも、利益を追求しすぎて経営が疎かになった感じ。
それなりの資金が集まらなければ、事業者として利益を出すことはできません。
ですが、大きな資金を集めるファンドがあったとして、流用のリスクを考えたとき、
投資家の目は厳しいものにならざるを得ないと思う次第です。
SBISLは、SLから撤退も視野に入れているそうです。
SLの未来、どう思われます?
●今日の1枚
新宿のハトは、人が近づいても逃げません。
人馴れしているようです。
※緊急事態宣言前に撮った写真です。
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- 2021/04/29(木) 06:09:13|
- ソーシャルレンディングのお話
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| コメント:4
けむけむさん
結局、投資家保護の観点から法整備がなされない限りSLの未来は明るくないということですね。
今回のSBISLの問題案件の元本償還されてもまだ他の運用中案件があります。
SBISLが近日事業撤退を決断するならば、他の全ての案件も繰り上げ償還して欲しいです。
ところでWTI原油はじわじわ64ドル超えてきましたね。 まだ継続保持していますか?
- 2021/04/29(木) 17:58:23 |
- URL |
- Toshi #-
- [ 編集 ]
> Toshi さん
結果には原因があると考えています。
maneoにしても、SBISLにしても、ソーシャルレンディングのTOP企業として君臨していました。
非常に多額の資金を募集して融資をしていたこれら企業は、規模が大きくなってからお粗末な結果に。
お粗末なことできないような仕組みが必要で、それこそ法を整備して流用や適切な評価ができる仕組みが必要かと。
情報公開もそうですね。秘匿化なんて、悪さをするための仕組みでしかなかった。
原油は、目標額までいかず、放置状態です。
70ドル越さないと、たぶん売却するような価格にならないかもしれません。
- 2021/04/29(木) 19:32:27 |
- URL |
- けむけむ #RaJW5m0Q
- [ 編集 ]
では、今までの借り手はどうなるんだ?
というのも・・ニーズがあったから事業が成り立ってたのもあるのでは?という。
僕は街金融を集団運営してるようなものだと最初から思ってたので、
「ソシャレンは身綺麗ではないから撤退」
というのは残念です。
今までの借り手がどのような経緯になるのか、は知りたいものです。
- 2021/05/06(木) 00:38:01 |
- URL |
- mffactory02 #.zJWOA/2
- [ 編集 ]
> mffactory02 さん
大きく2点あるのだと考えています。
1)融資先が本来使うべき以外に資金を流用するのを禁止させる必要はある(法の整備をして禁固刑や罰金刑も
2)担保を取るのなら、その担保の評価を明確にする(第三者機関をして、コストがかかろうとも担保の評価を行う
その上で、例えば今のコロナ禍の問題で作った物件が意図した価格で売れなかったり、事業自体が失敗してしまったりするなら
それは、投資家が見る目がなかった!ということだけになるかと。
少し話はずれますが、
maneoの融資先がいやらしいのは、maneoの担保の評価が杜撰だったことを除くなら、そこに違法性もなければ
法的な問題もなかっただろうということ。
行政側からの匿名化もあって、どこにどのような融資をしているかが分からないことの方が正常だったという。
なので、約3000万円近く、maneoのファンドで遅延が発生していますが、こればかりは仕方ないだろうと思う次第です。
maneoは、業界1位で大丈夫だ!と考えていた自分が愚かだったということでしかありません。
※maneoファミリーについては、非常に微妙。というか、流用なども行われている可能性も高いです、問題になっているファミリーは
銀行も融資しないような案件に、今の利回り予定程度で投資をするのが適当だったのか?
秘匿化も完全に解除されていないような法の元で、投資先として適当なのか?
今一度考えてみると面白いかもしれません。
安全だと思っていた融資先が、よくよく見てみると、そうではなかった!?
では、何故あの時点において、自分はそれを適当とみなし、資金を投入したのか?
今まで多くのソーシャルレンディングをして、ほぼ延滞やデフォルトが発生していなかったことをして、
そして、業界1位であるmaneoが駄目な訳がない!
と、かなり評価が甘かった自分としては、反省すること頻りです。
ただ、今あの時点で戻ったとしても、同じことをしていたような気がします。
こじんまり細々と融資先を選んでいた時点と、多くのファンドを出し資金を集めていた時代のmaneoとは
違ったんだ!ということを理解していなかったのが大きな問題だったのだと考えています。
※ 多くの資金を集め、それでいて銀行から融資できないような案件のリスクをかなり甘く見ていたと考えています。少額の案件なら、そういうのもあったのかもしれませんが、何億、何十億円といった案件ではありえないと思う次第です。
- 2021/05/06(木) 01:29:04 |
- URL |
- けむけむ #RaJW5m0Q
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