●JIJI.COMより、以下リンク
「SBI傘下企業に報告命令 貸付先の事業運営で懸念―金融庁」SBISLは、すべて当局と相談の上で対応しているし、ファンドの募集の情報などを決めているのだろうな。
ファンドに情報が提示されていても、それは金融庁の指示に従った方法。
第三者に担保の評価をお願いしていたとしても、それが明確にファンドに記載されることもなく。
匿名化の話もそうであれば、デポジット口座を廃止した話もそう。
全部、金融庁の指示が駄目なんじゃない?
で、上記のリンクの話ですが、当然今回の補填の話も当局こと金融庁と連絡を密に取り合って対応しているはずです。
独自で動ける訳がありません。
金額が金額ですし、そもそも損失補填は基本的に禁止されています。
※利益供与の禁止については、金融商品取引法の第三十九条(損失補塡等の禁止)に記載があります。
●e-GOV 法令検索 より、以下リンク
「金融商品取引法」今回の件で思ったことがあるとするなら、
1)悪しき前例、歪な対応だったのでは?。SBISLの問題をSBIHDが補填するのは正しいのか?
2)融資先の企業が流用など不正な資金の使い方をしたとして、それが1円でもあるなら、同じ対応になるのか?
3)不正な資金の運用があったとして、それを事業者側が言わない限り、投資家は把握することができない。1円でも不正があったなら、それは報告されるのか?
4)法的に補填しなければいけないということはなかったはず。SBIという企業イメージを保つために150億円もの補填は、企業として妥当だったのか?
5)法整備が整っていないことが原因の1つと考えている。今、業界TOPとなっている状況をして、もう少し率先的に当局に働きかけができなかったのか?
ふむり。
自分の投資金額が少ないから言うわけじゃないですが、1の感想を最初に考えました。
そして、2や3の理由より、次に同じ様なことが発生しても対応できるのか?そして、秘密にすることなく、投資家に情報開示ができるのか?とも。
金融庁がリンク記事のような詳細を報告を求めるとは、なんかおへそでお茶が湧くわ、と。
マッチポンプ。情報の秘匿化をして、ブラックボックス化させ問題の温床を作ったのは金融庁では?
SBISLは、撤退するかもという話もあります。
まぁ、これだけ大きな金額を補填するようなリスクある事業を継続できないということなんでしょう。
大きく利益を求めるなら、大きく資金を集めて、融資していくことになります。
そう、1つ1つの案件の募集金額も膨大となり、もし同様な不正な資金利用とかあったら、と思えば。
今後、自分がソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングに投資をするなら、
CREAL Funds クラウドバンク OwnersBook
くらいかなと考えています。
とはいえ、現在約1500万円くらい投資していますので、これ以上投入額を増やすこともなく、寧ろファンド如何によっては投入額を減らすかもしれません。
致し方なしといったところでしょうか。
※少額になればなるほど、ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングをやっている意味が薄くなります
昔から言っていますが、法整備を早くやってほしいと考えています。
融資先が不正な資金流用など、投資家側に非がないことをして投資家が損失を出すというのはおかしいと考えているためです。
例え、申告分離課税になり、投資家が不利になることがあっても、安心できる投資環境がほしいということでもあります。
SBISLが離脱が決まったなら、今後のソーシャルレンディングはどのようになっていくでしょうか?
未来図も見えませんが、自然消滅しても驚かないのかなとも。
どうなることやら。
●おまけ1
結局、余剰資金をどこに投入するかという問題があります。
ソーシャルレンディングや不動産クラウドファンディングという選択肢がなくなったとき、
やはりコストの安い投資信託かETFあたりへ、ということが妥当なのだろうか?
ただ、今の株価がこれからも上がる途中である!と思いきれません。
そこがネックでどこに投資をするべきか?それが定まっていません。
高配当株あたりに行く?
さて・・・
●おまけ2
ソーシャルレンディングのあるべき姿どおりにSBISLは募集していました。
・融資先は合同会社を作り、できたてホヤホヤで実績皆無でも多額の資金を集めていた
・情報開示は、常に当局の指示に従って、秘匿化の時期は何ら情報は公開されなかった
・事業が失敗することがあれば、合同会社が責任とれる範囲で対応する
実にソーシャルレンディングらしい募集のやり方です(最後のは実際に起きてないようですが)。
そして、その仕組みは、金融庁の指示に従っており、まったくもって問題はありません。
そういう仕組なんです、ソーシャルレンディングは。それが悪いなんてこれっぽっちも思っていません。
そういう仕組だということを理解した上で、問題があると判断するなら止めればいいだけの話。
maneoのように甘い融資基準をして、評価額がぐだぐだでも、そして事業が破綻して、
サービサーに融資金額以下で処理されようが、まったくもって問題になりえない。
そもそも評価を甘くして、何らかの癒着があったところで、それすら問題になることはない。
そして、それは正しい。罰せられる法がありませんし、報告する義務すらありませんから。
やっぱり、今回の補填はやりすぎたと思うのですよね。
SBISL側で監督できず問題となったとしても、それはSBISL内でやりきれる補填で良かったのでは?
150億円がどのように融資され、融資先で使われたか。
当局に報告ということなら、どこかで開示されるかもしれません。
報告書が出てきたら、読んでみたいですね。
●今日の1枚
桐の小箱にスライム!
じゃない、スマイル。
花粉症の時期、くしゃみがきついのもありますが、目が痒いのがとてもきつく。
医者で花粉用の目薬より、スマイルのがすっとして気持ちがよかったため、もう長くスマイルで花粉対策しています。
今年は、外出を控えたことと、ちょっと売出しがあって多く買ってしまいました。
後2~3週間もすれば花粉の時期も終わるとして、これだけ残っているという。
まぁ、使用期限を見ると2023年まであるので、来年使っても問題はなさそうです。
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- 2021/04/10(土) 05:41:04|
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